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This is a blog about NWEC-volunteering and gender equality

Global Seminar 2019

Global Seminar    December  6,2019

"GENDER and MEDIA"



Volunteers participated in the global seminar again this year and gained knowledge and energy.

The colored street trees were beautiful in front of the station.

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The venue just before the start.

Participants gathered one after another and became full when it started.

 

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講演の始まりで、Ms.madelineは、会場を見渡し、「殆どが女性だが、今、6名の男性が参加している」と言われた。

これが、これから何を言おうとしているのかを示唆していた。

 

先進国の人口比率では半分以上が女性であるにも関わらず、メディア への登場は半数であるとの問題。まして、女性が性的対象として描かれている事実も多く、また男性はリーダーとしてえがかれるものが圧倒的に多い。これらはメディアに翻弄されながら成長する子どもたちに大きな悪影響を及ぼしている。

(注: 日本の最新人口統計でも6141万人対6476万人、100:105。)

 


映画分析から、

男性の登場率や発話時間は67%、女性は33%と半分。

リーダーとして描かれるのは男性42%に対し27%しか無いそうだ。

 

私は、メディアコンテンツの分析ツールである、GD-IQに大変興味を持ったのである。

広告 映画 テレビなどの分析ツールは人間が手作業によるおこなっているのかと思っていたが、ここでは機械が行なっているのである。

静止画でも大変だと思うのに、30 fpsであっても更に膨大な処理だと思う、画像認識から、人であるかの判断、成人か子どもかの区別、性別の判断、人種の判別、更にLGBTや障がいの有無など

、どの様なしくみなのだろうか。

もちろんAIで膨大な学習をさせれば、ある程度は想像つくかも知れないが。外見から性別を断定するだけでも難しいのに。

個人認識技術は単にセキュリティの問題ではなく社会の安全保障にも重要で、国防に関係する技術である。

 

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getting Intersectionality right in media.

と彼女は言ったが、私は未だ "Intersectionality(交差性)の概念は何か"を考えている途中だった。

 


第2部では、

田中氏から、日本の既存メディアにはジェンダーの視点がない、交差性を問う以前にジェンダー平等の意識がない。と一部自治体や企業などジェンダー視点のない広告を厳しく指摘。

根本氏からは、SDGsはグローバルな社会契約。マララさんやグレタさんの話しを聞く耳を持ってほしい。そして、

"diversity" is the source of power!  basic principles of the United Nations and the SDGs.

とのメッセージ。

青木氏からは、国際課題の気候変動、環境問題、減災などを多様なメディアを通じて女性のエンパワメントをはかっている事例紹介を頂いた。


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今回も色々と気づきをさせられた。

メディアはまだまだ、intersectionalityの問題を多く抱えているけど、活用の仕方を研究すれば、女性たちはもっとエンパワメントすると思った。

このセミナーをスタートとして、今後とも女性からの発信を増やせたらいいなと思います。

 

2019.12.6  volunteer