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From Tomakomai 2018.3

2018.3.31 苫小牧から大会報告書をご送付頂きました。
 
 
 
これは公開されてるパンフレットの一部です
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参加者の一人として、改めて振り返えり、大変有意義な会議だったと思います。
2017.10の会議本番のあと、11月には大会報告会が開かれ、しっかりと纏められたものです。
A4、260ページにもなる立派な報告書です。
2018年(平成30年)の3月本報告書の全国発送をもって実行委員会は解散されました。
 
 
 
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特別揮毫・講演
共に生きる  「ちがいはかげがえのない個性」
 
参加者全員に感動と感激そして涙を戴きました。
障がいをもつ娘との、母親としての苦悩と幸せがにじみでていました。 「生きてさえいれば絶望はない」
と言い切る金澤さんの言葉は私には衝撃的でした、
それは人によって言葉の受け止め方は色々かもしれませんが。
 
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記念講演
夢みる力  つながる幸せ
 
ちゃんとウトナイ湖のお話しでもグレーの白鳥や手負いの鴨の話を織り込みながら多様な生き方を解説。
東北出身の渡辺さんは あの戊辰戦争を引き合いにし、山口県原発(確か、カミノセキ?)は作らせなくても福島県には圧倒的に沢山の数の原発を作らせた政権の卑怯さを問う、うまい。!
当事者ではないと思うのだがLGBTにも知識があるようだ、卵子のお話し、リプロダクティブ.ヘルツ.ライフのお話、紙の上の知識とは思えない。
しかしあれほどまでにジュリーに夢中になれるのか、人生観の違いなのか、はたまた演出なのか、62歳は素晴らしい。 さすがに女優兼、劇作・演出家さんです、
人を引き付ける話術はすばらしいものです

(つづく)
 
 
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各分科会報告からの感想とキーワードなど
 
 
第1分科会
デートdv予防と避難所運営の実践
札幌から女のスペース山崎さん、仙台からはハーティ仙台の八幡さん、苫小牧からは花輪さん
 
出前講座の実践
DV被害など生々しいおはなしのなので簡単には纏められない
現役女子大生の竹内さんからはデジタル暴力の説明
避難シェルター運営  問題点を提起
 

第2分科会
災害時に活きる私達の生き方 ~防災女子は避難所を救う~
東北大からは定池さん、福島大からは天野さん
防災女子 「さすけなぶる」
「尊厳と人権」
(私も越後と会津の県境付近で「さすけねー」とか聞いた覚えがある)
5つのキー
さ: さりげなく
す: すばやく
け: けむたがらずに
な: ないものねだりはやめて
ふる: ふるさとのような
参加者を巻き込んでのグループワーク、手慣れたもので大成功
 

第3分科会
アイヌ民族の過去といまそして未来
札幌大から本田さん、アイヌ協から多田さん、アイヌ民博から村木さん
アイヌの世界観、自然観を今見直す社会になってきている
いまはマイノリティであってはならない
差別意識、明治政府以降の政策が未だに尾を引いている
最近でも沖縄ヘリパットでの差別発言は私達の心に引っかかっています、
共に認める社会にしようではありませんか、アイヌを知り、多様な社会を理解する
 
(つづく)
 
 
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第4分科会
ワークライフバランス

中小企業こそワークライフバランスの実勢者だ!
名大・金井教授と地元企業の幹部とのシンポ
中小企業こそワークライフバランスの実勢者だ!
国の在り方によって施策は大きな違いがあるが。
法律による権利、制度と共に大切なのは、「お蔭様」や「お互い様」というみんなの調整力が必須なのである。


第5分科会
経済的貧困  子供の貧困
涙無くては語れない
連鎖を打ち切るためには努力が必要

第6分科会
高齢者の生きがい
社協ボランティアセンタ長のコーディネート
サロン運営の課題に送迎の問題がある、
生きがいを失わないためには、
・居場所づくり
・役割づくり
・仲間づくり
が大切である。
 
 
第7分科会
平和
若者から語りはじめる平和と未来

アフガニスタンからの女子学生、沖縄と苫小牧の高校生たちが語る
若い世代から、お互いの異なる生活環境を共に知り合うことから平和への社会づくりの大切さを感じた。
若さへの感動。
 

第8分科会
ダイバーシティ  ともに働き、ともに生きる
エフピコの西村さん、みんなの学校大空の木村さん、ワーカーズ・コープの佐々木さん、
クリーニング店経営の河西さん、コーディネーターは保健センターの俸手さん
西村さんのお話し
一貫して「障がいのある人」と表現される、知的障がい者とは言わない、知的障がいのある人という。ある人もない人も「続ける力」が重要。
木村さんのお話し
元校長をされていた公立小学校、大空。
以前メディアで紹介されていたのでその先生にお会いできたことが嬉しかった。
「自分が健常者だと思う方、手を挙げて」と言われ、この会場(市役所ですが)の50名くらい全員が手を挙げることができなかった、良かった、私が手を挙げなかったのが全く目立たない。 実はそうなんですね。
教育現場の理念、インクルージョンの社会に通用する子どもたちを育てる使命、
医療モデルの障がい学として研究している人には理解できないでしょうね、
「障がいって病気ではないから治すものではないですよね」
佐々木さんのお話し
「協同と自立」。「尊厳ある命、人間らしい仕事と暮らしを最高の価値とします」
経験と実践を繰り返しているので、「障がいの勉強」なんかでは得られない多くを持つことができ当然ですね。
全体として、このシンポがこんなに障がいについて熱く語られるとは思ってもみなかった、西村さん、木村さん、佐々木さん、河西さん、みんな「熱い思い」を語って頂けた、私にとってこの感動は半端なものではなかった、コーディネートの棒手さん、上手でした。どんな障がいをもっている人がいても、その人の全部を認める平等意識を持てる様になりたい。


 
(つづく)
 
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第9分科会
教育 個性を認め、未来を育む教育とは何か?
教育委員会などからは個性の画一化が浸透していく中、実際の現場では多様性との調整が難しくなっている。
教育とは学校の中だけでおこなわれるのではなくて、家庭や地域社会などの場面でかかわっているものである。
人としての個性を当たり前のこととして、大切にして、その個性をのばしていく事がとても大事に思われる。
偏見やいじめの根底には平等意識の欠如がある筈で、大人も含めた意識改革が大切である。
 
 
 
第10分科会
健康と食育まだ間に合う! 今の大人に食育を!
知らなかったことがたくさんある。
単に子供とか高齢者の食事対応ということだけでなく、広く考えなくてはならない問題。
親は子供の鏡である、食物連鎖ではないが大人の責任は大きい、
また社会のライフスタイルの変化にも柔軟に対応し、いろいろ活用していくこともこれからの食育としての考えになくてはならないものである。
 
 
第11分科会
日本の男女よ 幸せになろう
nwec小林千恵子氏、高橋雅子会長、三上順子幼稚舎園長、平等参画推進センタ長
平等社会をめざし つながろう 夢は必ずかなう
男女共同参画と男女平等参画。
活発なグループ討議がありました。
 
苫小牧の活動に見える4つの特徴
・学習に裏打ちされた活動である
・活動を通して人を育てている
・行政や企業との独自の協働づくりを展開している
・「ぶれない」リーダーがいる
 
 
ダブル タカハシ
 
 高橋会長 ↓     高橋先生 ↓
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特別講演
わたる世間はウソばかり   格差社会
脳神経外科の専門医、高橋義男先生
 
思考停止の中で、社会の劣化と脳の劣化を防ぐ‥
昔を思い出せ、思考停止は老化現象、」。
ノーマライゼイション、インクルーシブ、ダイバーシティ .......「みんな同じ人間だべや」。
渡る世間は嘘ばかり、公ならず、地域がセンター。
脳のスポーツと認知症発達障害
そだねー、先生 ありがとう
 
 
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記念シンポジウム
とまこまい発   男女平等社会を語る
 
「今、日本女性史は大きな転換期直面している」との神田先生の言葉
社会参画と協働、企業や行政からのお話も伺えた。
男女平等参画の推進
社会参画活動の見える化
 
 
 
 
 
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そうそう忘れてはいけない
基調報告
武川参画局長  「未来を拓く 女性の活躍」
がありました、
各種統計データを列挙しながら、今の日本はジェンダーギャップ 111位と、2016年のデータですが2017年は更に下がり144か国中114位という不名誉な結果が出ている。
まぁ何位であっても日本女性の社会における凡ゆる地位が、低い事は事実、特に政治参画が上を向かない、アベノミクスはウーマノミクスなどと詭弁が横行、どうなっているのかしら。
「女性活躍推進法」、‥「おとう飯キャンペーン」‥ これらでギャップ指数が僅かでも向上すると考えているのかしら。
それよりもあらゆる女性蔑視、男尊女卑の根源である 「女人禁制を根絶」させた方が効果的、過去にもトンネル工事など土木工事、高層建築工事、日本酒の醸造技術、化学、科学分野研究など女性が活躍できるようになったが、スポーツ系は相変わらずおかしい、高校野球角界、名門ゴルフ場、なんか変。神がかりや科学的根拠がなくなると、伝統だと言い出す。スポーツ庁の方々、頑張ってね。  差別意識改革が思考停止してしまったおじさん達はチェンジ!!
 
 
 
 
 
 
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関連リンク
日本女性会議2017とまこまい part.1
https://blogs.yahoo.co.jp/nwec1977/58059517.html
 
本アーティクルの一部の画像は報告書から引用させて頂きました。
 
2018.3.31 photo by volunteer